過去の旅行記【2011年インド前編】

インドネシアを出て次に向かったのは古き歴史を持つ国、インド。 

フライトに寝坊して乗れずという結果になってしまい、即座に買いなおした次の日の航空券。

カルチャーショックはそっから始まる。 

ニューデリー行きの飛行機は現地のインド人が大半を占めてたんだけど離陸して間もなく、 インド人達がしきりに席を立って至る所で立ち話を始め、空席になった席を使って寝っころがりその他多数の人々。

・・・自由だ。

退屈に絶えられなくなった子供達は機内を走り周る。ただでさえオンボロの機体、落ちない事だけを願う外人旅行者。 

なるほど。機内に乗り込んだ時に自分の座席を取られてたのはこういうことか。

そうこうしてる間にインド到着

夜着いて自力で宿を探しにいったけど、聞いていたようなトラブルは起こらず拍子抜け。

宿見つけてメシ食って寝るという事が簡単に出来たことに安心してとりあえず就寝。

次の日、明るくなって街を見渡すと何もかもがdifferentでした。

ここはニューデリーという東京で言う丸の内レベルの政治経済の中心地

ただ、日本のソレと違うのはまず高層ビルなどほとんどなく、街中に牛がいるわ、馬もいるわ。皮だけ剥がされたヤギもいれば、リスもいるし野犬なんかめちゃくちゃいる。 

道路は一切舗装されず電柱も倒れ掛かり、建物もボロボロで地面を見れば無数のウ○コ

何に使うのか分からない車の部品の一部や布の切れ端みたいのを売って生計を立てる人がいたり、チャックの先端だけ売ってたり、警察が一般人を殴ったり棒で叩いてたり・・・

爆竹・クラクション・奇声が絶え間なく聞こえてくる・・・

例を挙げるとキリがない。

他にも漫画でしか見ないようなヘビ使いもいれば、パリの凱旋門そのままパクりましたみたいなインド門ってのもあったな

昨日盗まれた車が今日の朝にはパーツの状態になって売られてるよっていう売り文句の泥棒市ってゆうマーケットがあったり、とにかく訳分かんないけど一言で言うと 
カオス。 

詐欺・ボッタクリ・嘘・暴行が日常的に行われている場所。 

ここにいると何が正しくて何が間違いなのか分からなくなってくる。 

ニューデリーはタイのカオサン通りやベトナムのデタム通りみたいな安宿街だけど 規模がとにかくでかい

『世界中から旅人が集まる』通りで、距離にして1キロあるかないか位の一本の道の両側に無数の露天と土産物屋、ツアー会社の他に6,000軒以上のホテルが並び、道路は道行く人で埋め尽くされる。 

気になる宿は一泊200円の格安なものから超がつく高級ホテルまで様々で 
生活に必要なものは何でも手に入る感が心躍らせてくれる

この国に来て思った事は、人間の適応能力って計り知れないなって事。 

一時間も歩くと落ちてるウ○コをサンダルで踏んだって何も感じなくなる。 

日本にいたら汚らわしいとしか思わないけど、この国に来た今となっては何故かウ○コが神聖なモノに感じる。 

気づくと拝んでました。 

THIS IS A REAL。僕はウ○コの横で毎日カレー食ってます、手で。

そんな感じでニューデリーの喧騒に疲れた頃、下痢と発熱に襲われつつ 
鉄道に乗り込み次の目的地へ。 

その鉄道では現代からは考えられない景色が続く。列車が走り出すと目に入ってくるのはペットボトルの水を持って線路の上を歩く人々。 

なにをするかと思いきや、おもむろにズボンを下ろして野グソ。。。 

目があっても堂々としてるその様は勇者以外の何者でもなかった。 

さらに走り出すと今度は仲良く並んで気張りあってる男二人組みも。 

ふと下を見るとまだ化石と化してない残されたブツが無数に転がってる。 

そんな時、売り子から買った一本のミネラルウォーター。それを手に取ると 
隣のインド人がこっち見て苦笑。よく見ると ペットボトルのフタが一度開けられてるもの

つまり誰かが飲み終わったペットボトルを道端から拾ってきて、その辺の水道水を入れただけの状態。 

コレを飲むと間違いなく腹を壊すな(もう壊れてるが・・・)

インドではこうゆう事がよくあるし、衛生状態が極端に悪いので、 帰国日までホテルの天井だけ見て終わった、という人もいるらしい

その後も列車は走り続け、ゴミと油で真っ黒に変色してる池の中で子供が 
水浴びしてたり、無数のテントがこれでもかって位並んでるかと思えば、 
ゴミの山を住処にしてるらしき人達が列車に手を振ってたりゴミを漁ったりしてる。 

窓から入ってくる風は便所の臭い、もしくは死体が焼かれたような匂いの どちらかで気分悪いし、誰に食われたのか牛が頭だけ残して体が骨の状態で落ちてたりもする。 

ちなみにこれが一国の首都の郊外の話。まぁ、綺麗なところもあるんだろう、どこかにきっと。

列車に揺られて着いたのはアーグラーという町で世界遺産『タージ・マハル』を拝める観光地。


アーグラーは金目的で寄ってくる詐欺師が(思いのほか)少なかったんで インド人との交流も自然と増えてくるんだけど、本当に色んな人がいる。 

しつこい人、子供みたいな大人、真面目な人から強情な人まで。 

ここアーグラーに関しては特に客引きも多い分、外を歩いてる以上5秒に一人は 声をかけてくる。 

一人で旅してるのに一人旅してる気にさせない国、それがインド。 

この街では沢山の人と出会ったんだけど、その中でも特に思い出に残ってるのが、 とあるレストラン。 

夫婦2人と小ちゃい子が2人っていう家族構成。 

日本料理を売りにしてるのに日本語が全く話せないというかなり不安な店。 

たまたま泊まってた宿がその店の目の前だったということもあって、仲良くなったんだけど。

来る日も来る日も客が入ってこないし店主の口癖の『今日も暇だ』を会う度に言って来る。 

本人はそうは言わなかったけど多分ここ数日、客は0。 

そんな中、いつもの様に店先で暇話に華を咲かしてると店主が 『客連れてきたらタダで飯食わしてやるよ』的なことを言い出す。

正直その店高いからあんまり食べないようにしてたんだけど、タダならってことで 乗っかったんだけど。 

その日はなかなか日本人を見ず、コリアン料理も出してるから韓国人も何人か声かけたんだけど、残念ながら誰も来ず。

あまりに可愛そうになっちゃって夜メシだけ食べに行って一番高いメニュー、辛ラーメンとコーヒーとチャーハンを頼んだ。

1回の食事が50円で食えるこの国で締めて400円は超えた豪華な食事。 

しかもチキンは好きか?卵は?ローストビーフは?としきりに聞いてくるから、 どーせここでメシ食うのも最後だし金気にするのは止めようと決め全てYES

特にチャーハンには力入れてくれたみたいで、これは俺のオリジナルメニューだとか言って、めっちゃ豪勢。 

屋上のテラスから眺めながらも誰か来ればいいのになとか思って、 気にしてたんだけどやっぱり誰も来ず。

自分が帰った後店閉めてたから今日の客、自分1人か。とか考えると涙が出そうになった

ま、別に俺のせいじゃねーしなとか思って会計しようと声をかけたんだけど店主は無視。

動くのめんどくせーのかな(インドではよくある)と思って、いくら?って聞くと 
ムスッとした顔で一言。 

『金は要らねぇ』って。

家族いて経営状態もガタガタ、数日間客もいないくせに一番高いメニューに 
ローストビーフのオプションをつけた旅行者に対して 『金は要らない』らしい。 

『これは俺の気持ちだ、金なんか問題じゃないんだ』と。

お前コレ実写版ワンピースじゃねーか、くそジジイ。って心ん中で呟いたら今まで どっかで疑ってたインド人に対して、少し心を開けた気がしたよ。 

客入ってねーくせに、よくそんな事言えるなと、節約とか何とか下らない事 
言ってた自分が物凄く小さく思えて、結局400円渡して明日もまた来るぜ!! 
って言い残して宿に戻った。 

金は本当にいらなかったみたいだけど、金を受け取っても尚ムスっとしてる 
店主の目には涙が。

人間らしさっていいよね。

そんでもって翌朝、ランチを食いに行ってもやっぱりツンデレだけど、 

今日はサンドイッチに卵2入れたぞ!と、クソ粋がってくれたんで、少しでも客が 増えることを願って、日本語の看板を作って置いてってやりました。

インドの世界遺産、タージマハルに立ち寄った際には是非食べてみてください。 この看板が目印。味はマズイ!

そして今日、その衛生状態の悪さから来た発熱も治まり、楽しかったこの街にも 別れを告げて目指すはインドの西側、バラナシ。

宿もチェックアウトしたんで、現在寂れたカフェでWi-Fi中。

もう5時間以上待ってますが、列車出発までまだあと5時間もある・・

ちなみにバラナシは世界的にも有名な死体火葬場。

ここにはかの有名なガンジス河が流れてて、 そこの河原には84のガートがあるらしい。

ガートってのは水浴び場兼火葬場の事で要はみんなが水浴びしてる川なんだけど 子供と出家した人は火葬できないというルールがある為、死体に石の重りをつけて川に沈める。

ここで死ぬのを目的にしてくる人もいる位だから、皆が水浴びしてる川の底には 死体が何万と沈んでるわけです

日本の一般的な川の300倍以上の細菌がいて免疫のない 日本人が入ると半分位の確立で倒れるか寝込むらしい。

それでもやっぱり一度は入らないとここに来た意味はないらしい。 

ってことで僕は入りませんでした

そういえばインド人って美しいね。

僕らから見ての美人・イケメン率が驚くほど高い気がする。

それに物は安いので、旅する身には嬉しい限り。

宿一泊400円、1リットルの水20円、Tシャツ一枚200円とかそんなレベル(2011年当時)

インドへきて思ったのが『人間って意外と、どこでも楽しく生きていけるんだな』ってこと

インドは北側は詐欺師が多いけど、南側はそうでもなく雰囲気が南北で全く異なるってことで、またいつか南にも足を延ばしたいと思う。

世界の全てが凝縮された国インド

とにかく一度は行った方が良い

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


アンケート

今話題の副業【時給2,000円!】

Appen

Appenに関する掲示板

PAGE TOP