子供部屋おじさんがキモくてダメな奴だって?いやいや、最高じゃん。という話。

家庭

こんにちは、砂肝産業です。

ブログの記事ネタを探してネット上を徘徊していたら、「子供部屋おじさん」なるワードが出てきました。

調べてみると子供部屋オジサンとは、大人になっても実家に住み続ける中年男性のことだそう。

去年初頭くらいから使われるようになった言葉だそうですが、皆さんはご存じでしたか?

僕は18歳から一人暮らしを始めて、それからずっと実家には戻ってはいない「外向きおじさん」ですが、それでも子供部屋おじさんの何が問題なのか、理解が出来ません。

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子供部屋おじさんとは?

そもそも子供部屋オジサンって、何なんでしょう?

調べてみたところ「子供部屋おじさん」とは、大人になってもひとり暮らしや結婚などをして親元から離れず、子供の頃と同じように実家に暮らし続ける中年男性を指す言葉のようです。

実家に暮らしてるオジサンかどうかがポイントなので、収入の有無や金額を問いているものではないのが注意が必要ですね。

だから子供部屋おじさんは、決して働いていない人を指す言葉ではないというのは前提として理解しておく必要があります。

子供部屋おじさんは増えているわけではない

ちなみに遡ること5年前の2015年に実施された「第15回出生動向基本調査」によれば、18~34歳の未婚者のうち親と同居する男性の割合は72.2%だそうです。

72%って、”ほとんど”な数字ですよね。

4人中3人が実家暮らし!?本当にそんなにいるか?って思ってしまう数値ですが、僕の周りが全てではないので、まぁそんなもんなのかなと思っています。

18歳~22歳の学生が数値を押し上げてるのかと思ったら、実際は学生の一人暮らしの方が多かったという結果。

正社員の未婚者に限ったとしても、65%もの男性が親と同居しています。

なので一般論を言ってしまうと、未婚のうちは親と同居するのが俗にいう「普通」なんです。

子供部屋おじさんを肯定せずとも否定もしない

そもそも家族を大切にしている訳ではないけど仕事を頑張っている人が、家族と一緒に住んでいるっていうだけの人より「立派」に見られるのが、僕にはよく分からない。

そんなことは人それぞれの人生で他人がとやかく判断してはいけないことですし、「子供部屋オジサンはしょうもない奴だ」と他人を評価するような人こそ、一番「良くない行為」だと思っているのですが、結局みんな、否定だけはしっかりするんですよね。

ココが僕が「人権を学ぶべき」と言ってるところなんですが、他人は他人の人生を生きていて、そこに口を出す行為が一番幼稚だ、と思うわけです。

実家暮らしが一番である理由【家賃・共存共生・空き家対策】

そもそもコストや経済の原理を考えると、実家暮らしが一番なのは明白なので、子供部屋おじさんという存在はむしろ合理的で賢いとも言えます。

僕なんか親と1週間も一緒に暮らしていたら息が詰まりそうになると思いますが、そうでない親子関係の人にとっては「家を出る理由」が特にないというのを理解しているからこそ、そういう人もいるよね程度の間隔しかありません。

家賃はかからず、今までと同じ生活という居心地の良さや安心感もあって、なんの問題もないですよね。

逆におじさんが一人暮らしを始めた時の方が、実家側が困ることも多いかもしれません。

たとえば親が高齢になってくると、便利なところに引っ越して、その結果実家が空き家になって、その管理にも費用が掛かって・・・

と、このような対応策が必要になる場合が往々にしてありますが、オジサンが1人いることで新たな場所へ移る必要もありません。

良いこと尽くしであります。

ただし経験値は上がらない

実家暮らしをしていると、生活力は上がりません。

これは僕自身も色々な人を見てきて、すごく感じていることです。

もちろん、人間は一概にはいえないので、そうでない人も沢山いるのは承知の上ですが、実家にいると他の人がやってくれることが必ずある分、その傾向というのはあるはずです。

妻や友人、過去に付き合いのあった女性などを見ていても、「実家から出たことのない人は生活スキルが低い」です。

こういうと角が立ってしまうので「生活スキルを上げる必要がなかった」と言う方が良いのかもしれません。

実家暮らしで不自由なく過ごしていると、大体は親兄弟と子供の頃の関係のまま行ってしまうので、部屋を間借りしているという感覚は勿論なく、ズブズブの関係だからです。

例えば、「洗濯はやってもらって当たり前」「食事は作れない」「電気を消さない」「溜まったごみに気付かない」など、いたるところで気付かないポイントを感じることになります。

もしかすると、ずっと実家で暮らしている人がこの記事を今読んでいたら嫌な気分になるかもしれませんが、そういう人と結婚すると一人暮らし経験のある貴方のパートナーも、逆にストレスを感じている可能性があります。

こういった意識の違いが、結婚生活でずっと続いていくので、お互いに1人暮らしを経験したことのある夫婦よりも、配偶者がずっと実家で暮らしてきた夫婦の方が、不仲の原因や口喧嘩の火種に発展しやすいと思います。

子供部屋からでなければ人生はイージーだ!

ということで、子供部屋オジサンを考えてみました。

この子供部屋オジサンに関する世間の声を見てみると、「良い大人が実家暮らしなんて・・」という雰囲気があるようですが、家族に年齢は関係ないですし、実家暮らしだからといって犯罪をおかしたわけでもないどころか、家族と仲良く暮らしていて、家族思いなだけかもしれません。

世間の大半の人が気になっているのは【イメージ】です。

大人は一人暮らしか、もしくは配偶者や自分の子どもと住むべきだというイメージからくる固定観念であり、偏見です。

それをマスコミは知っているから、あえて記事にして、問題を投げかけ、アクセスを稼ぐわけです。

当たり前ですが、マスコミが公開する記事は大抵の場合、どちらかに大きく偏っています。

ジーンズもいいけどスカートもいいよね!なんていう記事を届けたところで、どちらの層にも響かないからです。

どちらかに思いっきり意見を傾けることで、同情され、批判の声が上がり、注目される仕組みです。

僕がマスコミが出すネットニュースに書かれている内容や、それに対する誰かの意見を見ていたりするとよく思うことなんですが、「そこじゃない」んですよね。

今回の「子供部屋おじさん」の話題の場合に問題があるとすれば、

親が息子が出て行ってくれないことを迷惑に感じてる、だけど一向に出て行ってくれない場合」のみであって、生活費を入れてないからとか、自立していないからとか、そういう他人の生き方に関することじゃないんですよね。

僕の意見は「自分がストレスたまらないのなら、実家暮らしが一番」というもので、そこに賛否をうむ意味が分かりません。

好きなように生きればいいんです。

仕事をしろとか、社会の役に立てとかは、そう思うなら黙って自分がそうしていればいいわけで、そうしていない人を批判するのは働いているかどうかよりも幼稚なことです。

社会を引き合いに出すような人は「社会が良くて自分は不幸」なのと

「社会は微妙だけど自分は幸せ」のどちらが良いのか、聞いてみたいところです。

自分が幸せなら社会が例え崩壊していても、「幸せ」なんです。

自分は不幸だけど社会は良く回ってるから、幸せだ!とはならないんですよね。

そこで僕は、正義感や建前、一般常識という「一見正しそうなこと」を振りかざして他人の人生に干渉するなよ、と思うわけですね。

子供部屋オジサンはこれからも楽しく幸せに、家族を大切に生きていってほしいと思います。

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