自宅で焼肉するなら油落としのついたプレートがお勧め

4.5
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こんにちは、砂肝産業Mr.T(@Sunagimo_Ind)です。

全国の焼肉好きに問いたいことの1つです。

「本当に焼肉のやり方、分かってますか?」

自宅で焼肉を食べる方のほとんどが、そこそこ値段のする牛肉を買うことで

いわゆる「極楽浄土気分」を味わうような「焼きスタイル」をとっていると思うのですが、

実は焼肉は、牛肉より豚肉の方が飽きずに美味しく、そして安く楽しめるというのは

理解している人は多くないと思います。

友人とBBQ行ってもペラッペラの牛肉を焼いてるイメージ、ありますよね。

でもあれ、美味しいか美味しくないかって「タレの味」で決まっているんですよ。

だけど実は、適切なBBQの方法を知っていると、肉本来の持つポテンシャルを最大限に引き出し、

塩だけで永久に食べ続けられるほど、美味しいBBQタイムを作り上げることも可能なんですね。

今回はそんな意見を持つ僕が、正しい焼肉の方法について、お送りしたいと思います。

ちなみにこの方法なら、高い金払って外で焼肉する以上に、

心の底から満足する焼肉を楽しむことが可能です。

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焼肉の正しい方法とポイント

焼肉ってつまり、英語でいうとBBQですよね。

焼肉・ステーキ文化は世界中の多くの国で見受けられますが、

世界を40カ国以上旅した経験を持つ僕からすると

「日本から離れれば離れるほど、肉が分厚くなる」という印象を持っています。

もちろん厳密にではありませんが、その傾向は結構感じられる場面って多いんですよ。

たとえば日本で焼肉といえば、牛肉を薄く切ったスライスをBBQにおいては多く食べられていますが、

例えば隣の国である韓国だと、牛肉よりも豚肉の方がポピュラーで、肉の厚さも日本の物よりも厚めです。

具体的に言うと、日本のスライスは2mmくらいだと思いますが、

韓国のそれは店によっては1cm以上の厚みがあります。

また、地球の裏側のアルゼンチンやブラジルなんかは、

これでもかってほど、肉厚なイメージってありませんか?

昔アルゼンチンで食べた牛肉は、それこそジブリで豚が食ってるような厚みがありましたよ。

このような感じで、

日本からの物理的距離で肉の厚みが変わる傾向がある(真意不明)というのは、面白い話ですよね。

ちなみに焼肉の本場、韓国で実際に焼肉を食べた経験のある方なら分かると思いますが、

味付けしていない「普通の豚肉」が、本当に美味しいですよね。

かといって日本で同じことをやろうと、

スーパーで豚肉を買って家で焼いても、美味しくなかったりしますよね。

あれって何が違うかというと、肉の部位と厚み、それと焼き方にあるんです。

一体なぜ、韓国で食べる焼肉があそこまで美味いのかというと、一番は「焼き方」にあります。

「適切な厚さにスライスし、適切な部位から、余分な油を落として、必要な油だけを閉じ込めている」からです。

僕は以前、自分で運営するお店で屋外BBQを提供していたので、

当時はそのあたり研究を重ねて何度も試しましたので、その経験を今回は紹介していきます。

肉食え、肉!!!

正しい焼肉を行うポイント:豚肉編

それでは、これから「焼き肉の美味しい召し上がり方」をお伝えしていきたいと思います。

まずは豚肉編です。

豚肉がBBQ食材のメインになると、良いことは沢山あります。

まず、皆からこう言われます。

「あれ?この豚肉めっちゃ美味しくない!!??」

そう言われた場合、

「いえいえ、それは皆さんは豚肉のポテンシャルを活かしきれていなかっただけですよ」と言いましょう。

さらに、豚肉を最初に焼くことで油が炭へとこぼれ落ち、

なかなか安定しない炭火の火力が、一瞬で丁度いい火加減に出来上がります。

また肉自体の価格が安い分、焼肉に対してのハードルが一気に下がることになりますので、

今までより焼肉という体験が、より身近になるはずです。

肉の厚さ

豚肉の厚みは8mm程度がおすすめです。

肉屋さんやスーパーへ行って、豚バラ肉を指差し、「8mmで!」と言うのです。

三枚にスライスした豚バラを焼いて、塩コショウふって、

食べる前にハサミで食べやすい大きさに切ったら、

それだけでも絶品になりますよ。

コマ切れにしてあるものではなく、あくまでも肉の塊をスライスしてある必要があります。

もっと厚みは必要ですが、イメージ的にはこんな形(サムギョプサル)になりますね。

まぁ厳密に言うとすでにスライス済みの薄めの豚バラでも良いのですが、

肉の厚みがあるほど、油が凝縮されますので、出来れば8mmにしたいところです。

ポイントは、スライスした豚バラを、まずはそのまま焼いて、次に塩を両面に振り、食べる前にハサミで切るということです。

これにより、余分な脂だけが排出され、美味しい部分が残ります。

塩は上から振りけかることになりますが、意外に網の中に落ちて

肉自体にかかっていないことが多いので、しっかりと気持ち多めに振りかけて下さい。

豚肉はしっかり焼いていないとお腹を壊すので、完全に焼いてから食べましょう。

豚肉の部位

豚肉の部位ですが、基本的には「豚バラ」一択です。

他にも美味しい部位はありますが、肉を楽しむという意味では豚バラが一番であり、

赤身だけでなく、脂がそれなりにあるものを選ぶ方が、美味しいです。

焼き網

豚肉は脂が出るので、余分な脂を落とすことで旨味が増します。

例えば、こちらのプレートは油落とし用の穴がついたアルミ製の焼肉用プレートですが、

こういったタイプの鉄板を使うことで美味しく焼き上げることが出来ます。

もちろん炭火で、ステンレスの網を使ってもいいのですが、

片付けの手間と煙のことを考えると、プレート型の方が気軽に食べることが出来ますよね。

ほかにも石や鉄板といった方法も良いのですが、やはり後処理は大変ですし、重いです。

アルミやステンレスプレートの場合は、コーティングされているので、

焼きキムチや焼きニンニクもこびりつかず、美味しく召し上がれます。

出来ればサンチュとサムジャン(コチュジャン)もあったほうが良いですね。

サンチュに焼きキムチとニンニク片、最後に豚肉を挟んで、

サムジャンやコチュジャンにつけて食べると、

僕の言ってる意味が分かるはずです。

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正しい焼肉の方法:牛肉編

さて、次は牛肉の美味しい焼き方を説明します。

自宅焼肉においては牛肉ではなく、豚肉メインの方がコスパも良く、

満足度も変わらないので、おすすめです。

肉から得る栄養素は豚肉でも牛肉でも鶏肉でも変わらないので、

健康面を意識しているのなら、できれば安いほうが良いですよね。

牛肉の厚み

牛肉は豚肉ほど厚くせず、大体5ミリ程度が一番美味しいです。

国内の焼き肉屋の厚みはどのくらいでしょう。

多くの店舗で3ミリはいってないと思うので、

大体その倍くらいの厚さで切って食べるのがお勧めです。

そして牛肉は、食べる前になるべく常温に近い温度に戻しておくことで火の通りが良くなるので、

その手間を惜しまないことで、圧倒的に美味しくなります。

牛肉の部位

部位ですが、赤身メインでいきたいところです。

焼肉にはミスジとか、サーロイン、カルビなんかが美味しいですね。

霜降りなどの白い部分ははっきり言うと「油」なので、

肉を味わいたいのであれば赤身なんです。

どうせ油落ちるからいいじゃん!と思うかもしれませんが、

牛肉は火を入れすぎると固くなってしまうので、

牛肉の場合に限っては、脂を中に閉じ込められる程度に焼き上げる必要があります。

牛肉全般そうなんですが、特に脂身は食べていると飽きてきますので

どうしても牛肉という場合は、ステーキ型に3cmくらいの厚みのものを叩いて筋を切って

やわらない状態にして食べるのがオススメです。

タレは自分で作る

市販の牛肉のタレは確かに美味しいのですが、

先程も言ったように、肉じゃなくタレの味を楽しんでいるという感覚に近いです。

多分、白ごはんに焼肉のタレをかけて、素の牛肉を食べたら

「肉、全然美味しくない」と感じるでしょう。

牛肉のタレは自分でも簡単に作れるので、一度やってみてもらえればと思います。

レシピは簡単です。

ごま油に大量の塩を入れ、最後に刻みにんにく、刻みネギを入れ、箸でかき混ぜます。

これだけで牛肉のタレとしては十分です。

屋外でも屋内でも基本的には同じ

ということで、自宅での焼肉のやり方を簡単に説明しましたが、基本的にこれは屋外でも通用します。

これらのポイントを意識することでどこにいても焼肉を思う存分楽しむことが可能です。

美味しい焼肉のポイント!

・油落としプレートを使う
・肉は常温に戻してから
・厚めにスライスした肉を使う
・部位を間違えない
・キムチ・にんにくも同じプレート上で焼く

肉はそもそも、大きめに焼いて後から切るという流れを取ることで、美味しくなります。

普通のフライパンで焼くよりも格段に美味しくなる、

「油落とし付きプレート」は一家に一台はあると、外で焼肉したいと思うことは減ると思いますよ。

Mr.T
Mr.T

フライパンだと油落とすのに苦労しますからね

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