2020年6月26日、
世界が大注目するほどのインパクトをもたらしたガールズグループが
新たに誕生したのをご存知でしょうか?
もはや知らない人はいないかもしれないほど
ネットニュースで連日紹介が続くグループ。
その名は、「NiziU(ニジュー)」
なんと彼女らが公開した新曲「Make you happy」
Youtubeの再生回数は
公開から10日間で約4200万回!
国内音楽配信サイトで64冠、
オリコン週間デジタルランキング史上初となる初登場3冠。
2部門で歴代1位記録!などといった感じで、物凄い活躍をしており、
コメント欄には世界中からのコメントが相次ぐ事態になっていますが
なんと彼女ら
実は「まだメジャーデビューしていない」のです。
今回は、彼女たちの、この1年半におよぶ足跡とその魅力について語ります。
■虹プロジェクトとは?
そもそも虹プロジェクトとは、
韓国大手芸能事務所JYPエンターテインメントの創業者で、
自身もシンガーソングライターのJ.Y. Park(パク・ジニョン)
そんなJYP氏が、プロジェクトリーダーとなってSONY MUSICと始めた、
次世代ガールズグループ発掘企画が「虹プロジェクト(通称:虹プロ)」です。
その様子は、今年2020年1月下旬から日本テレビ系列の
朝の情報番組『スッキリ』でも放送されてきましたので
何となく知っている人も多いはず。
J.Y. Park氏は、あのTWICEや2PMを育て上げた敏腕プロデューサー。
そんな彼が日本発のアイドルグループを作るとあって、企画開始前から若い子の間では話題沸騰だったわけですね。
そういえば韓国のポップス産業は世界的に人気ですが、
こと日本に関しても例外ではなく、
今の10~20代の若年層のK-POPへの人気ぶりは、目を見張るものがあります。
学生の方に話を聞くと、今の10~20代の若い子世代の
およそ3人に1人がK-POPに興味を持っていたり
実際によく楽曲を聞いているそうです。
この現象は、アジアだけでなく欧米やその他各国にも届いており
K-POPは今もなお、世界のティーンエイジャーを虜にしています。
この世界的な人気に関してですが、僕は人口や消費傾向が転換点であったと考えており
日本と比べて人口が3分の1程度と小さい韓国は
物やサービスを売る時に、より大きな市場へ出ていく必要があったことで
様々なビジネスにおいて、グローバルに対抗できる力が備わっていったのだと感じています。
20年ほど前までは韓国人アーティスト、
例えばBoAや東方神起などは世界的に見ても人口の多くて
距離的にも感覚的にも近く、
しかもアイドルの需要では世界で1番大きな日本市場によく出てきていましたが
世界が圧倒的に身近になった現代では、
世界中にコンテンツを販売できるようになったことで
人気が爆発しだと思っています。
僕が世界を旅していた時もアジアはもとより
中米や南米まで行ってもKポップがお店で流れていましたし
どこへ行ってもライブ帰りの若い子と電車で乗り合わせたり
といったことが頻繁にあったからです。
そして、社長のJYP氏が運営する会社
「JYPエンターテインメント」の株式時価総額は
なんと、1000億円ですから、規模的には大企業の域。
そんな人気や知名度の高さも相まって、
結果、虹プロには、1万231人の応募がありました。
そんな多数の応募の中から
約390倍の倍率を潜り抜けて、厳選された26人が選抜され、
始まったのが今回のプロジェクト。
ここからデビューメンバーに選ばれるための熾烈な戦いが始まったのです。
■“餅ゴリ”ことJ.Y. Parkの名言がヤバイ!

見たらわかるんですが、プロデューサーのJ.Y. Parkは、全然イケメンじゃありません。
逆にちょっと「ゴリラ」っぽい顔をしています。
ということで、むしろ、あだ名は「餅ゴリ」です。
最初、私は、ゴリラ顔で餅みたいにゴツゴツしてるから“餅ゴリ”だと思ってたんですが、
理由はもっと単純に、本人が餅が好きだったからとのこと。
そんな、J.Y. Park(以降、餅ゴリ)ですが、見た目に反して、号泣モノの名言を連発しまくります。
ここで、いくつかご紹介しましょう。
まず、餅ゴリの信念は、「良い歌手である前に良い人であってほしい」という、
学校の先生のような品行方正を求めるものです。
TWICEを育てた餅ゴリは、世界的スターの条件を聞かれ、
「真実。つまり隠し事の無い人。誠実。己と戦える人。謙虚。心から人に感謝できる人」
と答えました。
これは、自身もアーティストであり、
競争厳しい韓国芸能界で長年生きてきた餅ゴリの哲学が込められているんです。
嘘はいつか発覚し、
自分に甘い人は後進に追い抜かされ、
謙虚じゃない人はスタッフから相手にされなくなります。
永遠にも感じるほど長く輝き続けてこそ「世界的スター」だ
・・・と餅ゴリは断言しました。
そんな、餅ゴリは、「虹プロ」のオーディション中も、
メンバーたちにアツく優しい言葉をかけ続けます。
例えば、テストで失敗したメンバーには、
「短所がないことより、特別な長所が1つだけあることがもっと大切です」と長所を伸ばすようアドバイス。
さらに、ステージ上の心構えについては、
「歌やダンスをするときに必ず自分が最高だと思うべきです。そうじゃなかったら見る人が没頭ができません」
そして、スターを目指す候補生たちに向けては、
「才能がある人が夢を叶えられるわけではありません。自分自身に毎日ムチを打って、自分自身と戦って毎日自分に勝てる人が夢を叶えられます」
と、厳しい現実と覚悟を持つことの重要性を突きつけました。
毎回、餅ゴリが名言を連発するので、
ネット上では、“名言製造機”とまで言われるようになります。
ちなみにですが、そんなJ.Y. Parkは、日本語が話せます。
外国語でこれだけの言葉を発すること自体、
努力してきた人なんだと分かるのですが
一言一言、丁寧に意図を伝えようとする姿が、
まさに番組の名物となり、
「餅ゴリなのにかっこいい!」と
日本で人気のプロジェクトとなる理由の1つにもなりました。
そんな餅ゴリが発した数々の中で、僕が思う最高の名言があります。
それが、こちら。
↓↓↓
「1位になっても26位になっても同じように特別です。このオーディションはある特定の目的に合わせてそこに合う人を探すだけで、皆さんが特別かどうかとは全く関係ありません。1人1人が特別じゃなかったら生まれて来なかったはずです」
オーディション番組なので、当然、何かをするたびに順位がついてしまいます。
しかも26人もいるので、1位と26位は、雲泥の差になるのですが
ある審査の結果発表で、餅ゴリはおもむろに語りだした際に飛び出た発言です。
皆さんは、これを聞いてどう思いますか・・・?
僕は正直、感動しました。
忖度が求められがちなテレビ番組制作の場面においても、
自分の意見を胸を張って伝えられる。
これこそ、この強さこそが餅ゴリ、
いやJYP氏の真の魅力ですね。
「1人1人が特別じゃなかったら生まれて来なかった」
この言葉に勇気づけられた視聴者も非常に多いのではないでしょうか。
とにかく、メンバーたちの必死な様子と、餅ゴリの的確すぎるフィードバックは、
「虹プロ」ならではの“見どころ”となりました。

■JYPエンターテイメントの社長の1日の生活
さて、ここまで見てくると、JYP氏の人間性に惹かれてしまいますが
一体どのような暮らしをしていたら、こういった感性を築けるのでしょうか。
砂肝産業では、JYP氏の日々の生活を調べてみました。
朝は大体いつもこのような暮らしをしているそうですが
思ったよりものんびりしているのが、驚きです。
- 7時半起床
体重チェック、日本語勉強
- 8時朝食
オリーブオイルをウイスキーグラスに1杯飲む
各種サプリメント、ナッツ、フルーツが朝食 - 9時運動
体操とバランス運動を行う
- 10時発声練習
歌の練習も合わせて行う
とはいえ、実際はもっと色々やってるんだと思いますが
これだけ見ると凄くザックリしています。
ですが本当は分刻みのスケジュールでこなしているそうで
一説によると、毎日トイレに行く時間まで決めて行動しているそうです。
ちなみに、JYPは夜ご飯は週に3回しか採らないそうで
月曜日と木曜日の夜には2時間ずつ
バスケットボールで汗を流しているそう。
また、服を選ぶ時間がもったいないということで
服は基本的に二着だけ持って、それを着まわしているそうです。
また、彼の経営するJYPエンターテイメントには従業員が約200人いるそうですが
所属アーティストや従業員の体調管理のため、調味料を使わず
オーガニック食材を中心としたメニューを社食で取り入れ
社食だけで年間2億円の費用を使っているそうです。
時価総額1000億は日本の会社でいうドン・キホーテと同じ規模感ですが
従業員が200人と聞くと、その化け物感がさらに増してきます。
しかも仕入れがないですから、利益率も純利益もめちゃめちゃ高いでしょうね。

余計なお世話だよ!
■虹プロのメンバーは?
そんな彼が率いる「虹プロ」ですが、
26人からスタートした選考は、最終候補者12人に絞られました。
この時点では、実はデビュー人数が明らかになっていなかったため
ネットでは、「虹だから7人では?」という憶測が主流となっていました。
そのため、最終メンバー発表直前に、9人と明かされた時の当落線上のメンバーの少しだけほっとした顔は、
これまでの過酷なプロジェクトを物語る名シーンとも言えるでしょう。
これまで、優秀な成績を収めたメンバーは、勲章のような意味合いで「キューブ」というアイテムを受け取って来ていました。
つまり、そのキューブの数が多ければ多いほど、デビューに近いということです。
キューブ(=実績)、ポテンシャル
それらが加味されたデビューメンバーの順位が発表されました。
発表順は成績順で、1位マコ(キューブ4個)、2位リク(4個)、3位リマ(4個)、4位リオ(3個)、5位マヤ(4個)、6位ミイヒ(4個)、7位マユカ(3個)、8位アヤカ(3個)、9位ニナ(3個)の順番でした。
4個揃えると高確率でデビューできるとされたキューブを
上位3人は、きっちり獲得しているあたり、合理的な一面を覗かせていますね!
ちなみに、1位のマコは最年長で、実力もNo1です。
餅ゴリをして「オーディションを見ながら涙が出たのは初めて」とすら言わしめた、
NiziUの未来を背負っていくエースです。
当然、キューブは4個コンプリート。
一方、ずっとトップを走ってきたメンバーもいれば、
最終審査で一発逆転を決めたメンバーもいます。
それが、7位のマユカです。
それまでキューブ0個だったのに、ハツラツとしたパフォーマンスに餅ゴリが大感動。
それにより一気にキューブ3個をゲットした形です。
そして、惜しくもデビューを逃した3人の最終候補者にも、餅ゴリは、日本語で一言一言、エールを送っていました。
これは、勝者のみがフォーカスされがちなオーディション番組には
非常に珍しいシーンでした。
■グループ名「NiziU」に込められた意味とは?

そんな最終回で、デビューメンバーが発表される前に、
餅ゴリがグループ名を発表しました。
スクリーンに映し出された文字は、ご存じ「NiziU」です。
「ニジュウ?」「二重?」「二重丸が取れるグループってこと?」
ネットも当初はそんな反応でした。
しかし、次に餅ゴリが発した言葉が、こちらでした。

「NiziUの意味は、“I need you(アイニージュウ)”」
「あなたが必要です、という意味です」
つまり、メンバーお互いがお互いを必要とすること、
ファンから必要とされること、
そして、音楽シーンから必要とされる存在になること、
そんな深い意味が込められていたんです。
理由を知って思わず泣き出すメンバーもいました。
さすが、トップクリエイター。
夢の象徴である「虹」に「U=あなた」が加わることで、
夢が実現されることを表現したかったのかもしれません。
■Huluで絶賛配信中!
ということで、いかがでしたでしょうか?
「NiziU」には、
空手の黒帯を持つリクや
日本語ラップ界の大御所:Zeebraの娘であるリマなど、
知れば知るほど目が離せない魅力的なメンバーばかりで、
今後の伸びしろにも期待大。
むしろ、冒頭でもお伝えした通り
このグループはまだメジャーデビューしていない段階なので
今年秋にメジャーデビュー予定の
まさにこれからが注目な、J-POPグループになります。
そんな、彼女たちの人生をかけたオーディション
「虹プロジェクト」の一部始終は、「Hulu」で、すべてチェックすることができるので、
まだ、NiziUを知らないあなたも、いまからでも追いつけますよ!
動き始めたNiziU伝説の目撃者に、参画してみては?