ここ数年、開発が進んでいるのか何なのか、名前は聞くけど意味ががよく分からない「自動運転」や「5G」
皆さんには馴染みがありますか?
なんとなーく分かっているけど、説明しろと言われると困る・・・。
そんな人が多いのではないでしょうか?
ソフトバンクやドコモなどの携帯会社に関するニュースでよく話題になりますが、
5Gというのは「第5世代移動通信システム」の略です。
これは4G LTEに続く次世代の通信規格のことなのですが、簡単にいうと
『超高速・多数同時接続・超低遅延』のアクセスを実現するオンラインの仕組みのことです。
こう聞くとなんか凄そうですが、内容は実にシンプルで、言葉そのままに
高速で、みんなで使っても、速度が遅くならない接続のことです。
これって携帯だけに関連することかと思いきや実は、スマートフォンの通信速度が高速になるだけではなく、自動運転を代表する色々な社会インフラにも、実は密接に関わってくる話なのです。
ニュースにもなっていますが、5G通信になったらYoutubeがサクサク見放題!!
というイメージで、気になっている人も多いかと思います。
今はまだ通信が遅かったり、ダウンロードに時間がかかったり、そもそも使いすぎるとデータが足りなくなったりといったことが起きて、仕事で使っていると結構ストレスたまることもありますよね。
それが5Gになると、ほぼなくなるということです。
ちなみにアメリカや中国、韓国、スイスなどでは既に5Gの提供が今年に始まっており、2019年を5G元年と定義されていますが、まだ日本では始まっておらず来年になるとの見通しです。
今回は5Gが完備されることで、自動運転の流れが一気に加速するという内容の記事になっているのですが、まずは自動運転のそのものの仕組みを知っておきましょう。
実は自動運転というのは、自動化される機能によってレベルごとに分かれているんです。
自動運転を考えることは自分の未来に繋がる可能性も。
皆さんは自動運転にレベルがあること、知っていたでしょうか?
なんとなく考えれば分かりそうなものだけど、相当車や先端技術に興味がなければ自分で調べたりまでしないですよね?
僕もあまり興味がなかったので、最近まで知りませんでしたが、今回はそんな方向けにまとめてみましたので、是非最後まで読んでみて下さいね。
ちなみに僕はこの技術を知ったことで、今後の時代を予測出来た気がしました。
自動運転の技術を知っておくことが何故大事かというと、次の時代を予測することでこれから需要のある仕事に繋がる可能性がる。
つまりは個人の幸せに直結する技術だからです。
そういった未来のスタンダードにかかわる分野の仕事をしていくのが、いやらしい話、大きく儲かる手段でしょう。
自動運転はどんな時に役に立つの?
一口に自動運転と言っても、『ただ運転が面倒くさいから実用化する』わけじゃないんですよね。
自動運転が完備されることで解決されるケースをかんがえてみました。
事故が無くなる
まずはなんといってもコレ。事故がなくなることです。
日本は特に高齢化社会なので、高齢者の事故が頻発しています。
それでも高齢者が不便なところに住んでいたり、そもそも『もう年だから車に乗らない』と自発的に決められる人でないと、車を手放す生活を国が強いることはなかなかできません。
自動運転になることで高齢者本人だけでなく、巻き込まれる事故すら無くなり、より安全性の高い世の中となります。
素晴らしいですよね!
危険運転がなくなる
最近よく取りだたされる『危険運転』
煽られたり、煽ったと勘違いで憤慨されたり・・・
嫌なトラブルはほぼなくなるでしょうね。
自動運転が発達したら、今ある手動の車が違法になるのではと思いました。
時代が進むと違法でありながらも、あえて手動の車に乗る『不良』なんかが現れそうですよね。
誰でも乗れるようになる
自動運転化によって、子供からお年寄り、障がい者から酔っ払い、運転が苦手な人から出来なかった人まで誰でも、単独で車に乗れるようになります。
ちょっと日本に遊びに来ただけの外国人観光客も、自動運転車なら気軽に乗れるようになります。
そうなると免許はいらなくなるのかな?
極端な話、乗客が全員後ろを向いていても、誰も載っていなくとも、車は目的地に到着することになります。
駐車場不足の減少
例えば、都会に遊びに来たけど駐車場がどこもいっぱい!
そんな時でも目的地で人は降り、離れた駐車場に車が自身で止めにいって、必要な時には自動で呼び戻せるといったことが可能になります。
これによって駐車場がないという状況を極限まで減らすことが実現します。
こんな未来が、確実にそのうち来るんですよね。
すごいことですが、いずれ来るんです。それも近い将来。
道路標識はなくなる
道路標識はなくなる可能性が高いです。
基本的には、データや電子接続で判断する必要がありますから、完全に自動運転になるならそうなることはほぼ確実ですよね。
もしかすると車載カメラなどで判断することになる可能性もなくはないですが、時代が進めばいずれなくなるのは間違いないと思います。
これによって景観はよくなりますよね。
自動運転の完全化に付随してなくなるものといえば、交通警察や自動車保険、バスやタクシー運転手の仕事などもなくなる可能性がありますね。
自動運転のレベルについて
こう考えていくと、今ある自動車に関する問題点って、自動運転化されることでほぼ全て解決されますよね。
もしかすると、これだけ高齢者の事故が多発しておきながら国が強制的な執行に踏み切らないのは、この時代を見据えているからなのかもしれません。
それでは、これから自動運転のレベルについて解説していきたいと思います。
ちなみに日本は独自の定義ではなく、アメリカのSAE Internationalという『非営利団体が策定した定義』を採用しています。
レベル0
レベル0はいわゆる『今ある普通の車』。人が全てを操作する自動車のことです。
レベル1
レベル1は運転支援技術と呼ばれるもので、ハンドル操作や速度調整の『どちらか』をサポートするものです。今の車にも多く搭載されていますよね。
レベル2
レベル2はハンドル操作とスピード調整の『どちらも』サポートしてくれるものです。これも最近の車では結構販売されている、俗にいうオートパイロットと呼ばれるようなものです。
ちなみにここまでは厳密にいうと、自動運転ではなく、あくまで『運転支援』です。
レベル3
レベル3からは、ほぼ車が運転する状況が生まれてきます。
レベル3ではシステムが特定のエリア、例えば高速道路上などの交通状況を認知し、運転に関わる全ての操作を行いますが、まれにおきる非常事態等の時だけ、人が対応するという段階です。
レベル2との境界が分かりづらいかもしれませんが、例えば事故があった時にレベル2だと人に責任がかかってくる反面、レベル3で車に運転を任せていながら事故が起きると、メーカーなどが事故の責任を負うようになる(今後の法整備が必要)ようです。
こう聞くと、高齢者の責任の事故が減る時代って、もう間もなくですよね。
ちなみにレベル3の車はAudiが2017年に発表していますが、日本ではまだ自動運転の公道走行が許可されていないので、お目にかかることは出来ない状態です。
国内ではホンダが2020年の販売を目指しているとのことです。
ホンダが早ければ2020年夏にも、一定条件下でドライバーに代わってシステムが走行を担う自動運転「レベル3」相当の技術を搭載した車の販売を検討していることが分かった。高級車の一部モデルから搭載するとみられ、実用化されれば日本メーカーでは初となる見通し。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/191217/bsc1912170500012-n1.htm
レベル4
レベル4は特定のエリア(例えば東京のみや大阪のみなど)によって自動運転が完全に対応されている。運転席がなく、街全体がシステム化していることで、人の手を必要としない時代です。
これは車と街のシステムがオンラインで結びついている必要があるので(例えば信号が赤に変わったから一旦止まる・・・など)、今のような4Gだと遅延や遮断が起こるので、実現できないわけです。
つまり車だけでなく街が自動運転の為にインフラ整備をする必要があるということです。
今後5G接続されることで、とても信頼度の高い素早いアクセスが可能となり、レベル4が実現されることとなります。
ちなみにここまでくるのは今後10年以内に実現を予測しているそうですよ。
レベル5
レベル5となると、これはもう国全体が完全に自動運転化された時です。
このレベルになることで、ドライバーが車に乗っている必要すらなくなり、誰も載っていない車を駐車場に止めにいかせたり、人を迎えに走らせたりといったことが可能になります。
つまり車からアクセルもハンドルも人もいらなくなるのが、このレベル5ということですね。
今後、完全に自動運転化されたとき
ということで、自動運転のレベルについて紹介してきました。
今、僕たちが『昔は携帯なんてなかった』時代があったことが信じられないように、
社会が進むと、きっとこう思うようになるんでしょうね。
え!!!
昔は『クルマ』って自分で運転してたの!?危なくない??
本当によく思うことなのですが、新しい技術やサービスは年齢を重ねるごとに受け入れがたくなるものですが、そもそも良い悪いの話ではないので、こういったものは積極的に理解する姿勢があった方がいいですよね。
僕は一時期、ガラケーで良いじゃんと、肩ひじはってた時期がありましたが、今考えると相当な機会損失をしていたな・・・と思います。
僕はサラリーマン型というよりは独立志向が高い人間なので、積極的に受け入れて学んでいたら、今頃はもっと違う人生もあったと思うからです。
特に僕の仕事となっているブログなんかは、何でもっと早くから仕事として取り組んでなかったんだろうと悔やむほど、人生が変わったと思うジャンルですね。
皆さんもこの先訪れる10年後、20年後を見据えて、何か新しい情報を自分の人生に受け入れてみてはいかがでしょうか。