人格者にはバランス感覚が備わっているという話

思想

こんにちは、砂肝産業です。

突然ですが、

皆さんは自分のことを「どんな人間」だと考えていますか?

僕は自分を一言で表すと「熱しやすく冷めやすいロマンチスト」だと思っています。

簡単に言うと、めんどくさいタイプ(笑)ですね。

世の中にはそんな僕とは似ても似つかないような、

人の悪口を一切言わず、不平不満も口にしない、

そんな神様のような「人格者」の方も、ごくたまーにいたりしますよね。

きっと余計なことを言わず、自分と他人の考えを割り切って考えられるような人だから

他人に素晴らしく見えるのだと思いますが、

それでは、そんな人格者のような人間になるにはどう生きていくべきなのか、

そんなことを今回は考えてみたいと思います。

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人格者はバランス感覚に優れている

これを読んでいるあなたは、これまで人生を生きていて【人格者】に出会ったこと、ありますか?

実は僕は何度もあります。

日常生活をしていて、職場で働いていて、旅をしていて、たまにギョッとするような人に出会うことが、これまで何度かありました。

そういう人に出会うのは国内でも海外でも、人種や性別、宗教に限らず、どこへ行っても素晴らしい人がいるなと思ったことがあります。

人格者だと実際にあまり感じることはないかもしれませんが、

そういった人に実際に会って日々話をしていくと、

女だけど抱かれたい!

男だけど抱かれても良い!

そんなふうに思わせてくれる、そんな力強い魅力を持った人達です。

彼らが僕達をそう思わせるのには、理由があります。

それを僕は「人間としてのバランス」が備わっているからだと思っています。

人間としてのバランスって何ぞや?と思うかもしれませんが、

ようは人間力と人間性が高い位置でキープされているといえるかもしれません。

例えば政治なら右寄りでも左寄りでもなく中立を維持し、

性格なら強気でも弱気でもない、

正義感も強すぎず弱すぎず、

他人の話を聞くときも相手に対する関心・共感を絶妙に示してくれ、

何をやらせてもそれなりに高い成果を出してくれる・・・など。

ようは人間力や人間性に「A~Z」までの指標があって、

AによるかZによるか、

どちらかの方向に振れることで「人格度」が変わってくると思っています。

感情に負けない意志の強さ

人間には感情があるので、日によっても体調によっても左右に振られますよね。

それが人間のバランスの不安定さです。

ですが、このバランスがとれていればいるほど、

人間としての器が大きく反感を買いにくい、そして何より信頼されていきます。

これは本人の資質によるところもありますが、現在おかれている環境や経済状況などで

簡単にぶれてしまうこともあるのが、特徴です。

バランス感覚の悪い人ほど、接していても横柄だったり臆病すぎたりして

「人間としてどうなの?」と思わせることがあったりします。

しかし現実には左右どちらかに極端に振れれば振れるほど

一部の人に伝わりやすく、引きつけることが出来るので、その分人気に火が付きやすいというのも事実。

Youtubeなんかも見ても分かりますが、この世界では人格者が売れるわけではありません。

尊敬される人格者は確かに素晴らしいことなのですが、

どうしても人間的魅力を他者に理解されずにいます。

それは、バランスが悪い人ほど、その意見が他人にとっては分かりやすいからであり、

真ん中に立とうと努力するより、視聴者自身もどちらかに振れてしまう方が楽だからです。

そういったアンバランスな人間は自分の意見が強すぎたり弱すぎたり、

個性的過ぎたり、個性がなさ過ぎたり・・・

実際に知り合いだったらと考えると、なかなか友達ではいたくないタイプであるという側面もあります。

バランスをとれない人が大多数

ここまで極端ではなくとも、少なからず人間は左右どちらかに傾いてます。

その時の感情もあります。

たとえ偏らないようにしようと考えていても、

今までの経験やイメージなど様々なことが考え方に直接影響しますからね。

だから僕は、本当の真ん中に立つ人間はいないと思うのです。

円錐の上に立つようなイメージでしょうか?

こんな尖ったところでバランスを維持し続けることがどんなに難しいことか、

火を見るより明らかですよね。

人間性を図る指標

先ほどAからZまで指標があると言いましたが、

意味がわからない方のために、ここで説明しておきます。

例えば正義感の強さ弱さの場合、このような指標でバランスを表します。

正義感のバランス
強い ← A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z ➔ 弱い

先ほども言いましたが、本当の意味での真ん中はあり得ません。

真ん中に位置するMやNが中立を保てている状態で、

それらに近ければ近いほどバランスのとれた人ということになり、

バランスのとれた人ほど人間としての経験や器の大きさを感じさせるという話です。

正義感が強すぎるのも、逆に弱すぎるのも考え物です。

強すぎれば、他人に対して価値観や一般的な正義を押し付ける「ただの暴力」になってしまいますし、

弱ければ、正しくあろうとする気持ちがないことで、どんどん中身のない人間になってしまいます。

このようにバランスを崩せば崩すほど、物事を一般的かどうかという視点で捉えるようになっていくのですが、そもそも一般的かどうかで物事を測ろうとするのは浅はかです。

一般的か、それが普通なのかどうか、なんていう基準は

小さな枠の中でしか通用しないからです。

大事なことは自分の気持ちであり、理性です。

他人には他人の生き方があり、自分は自分が納得する生き方をすればいいだけの話で、

そこに他人が何をしているかという問題は関係ありません。

一般的かどうかで判断することは、自らを小さな箱に閉じ込める行為です。

考え方というのは教育や環境で培われていきますので、

社会が一般的かどうかを大切と捉える限り、その傾向は強くなるばかりです。

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そんな中ですから、このバランスをとれてる人は本当に希少です。

だから僕は他人に対して、正しい!間違っている!と説法をときたいのであれば、

さっきの指標の中心であるMやNを目指していくこと、

つまりは他人に対して割り切れることが、

まずは大前提になるんじゃないかなと思っています。

インターネットが普及して世の中は格段に便利になりましたが、

「正論を盾に一般論という暴力を振りかざす輩が多いな~」と実感する日々。

指標の真ん中に立って理性的でバランスの取れた人間になるか、

はたまた大きくバランスを崩して中身のない人間として生きていくのか、

どちらを選択するかはあなた次第です。

とはいえ、何か大きな事を成したい場合、

あえて自分を左右に振ることで目的を達成するという方法もありますので、

その時その時で、意識して自分をコントロールしていきたいですね。

コメント

  1. しげる より:

    素敵な内容の記事ですね。こうして掘り下げて考えたことはありませんでした。
    その時々で、自分にない感覚を持つ人に出会うと嬉しく感じます。
    まさしくこれが「バランス」なのかもしれませんね。

    32カ国とは驚きです。
    旅の内容も、お時間があったらぜひご紹介してください。

    • Mr.TSunagimo Industry より:

      しげるさん、こんにちは。

      ブログも続けていくと書く記事のネタも減っていくので、脳内からそのまま引っ張り出してみた記事がこちらです。

      バランス、本当に大切だと思います。でもバランスがとれすぎてると面白みに欠けてしまうので、あえてどっちかに振っていくことも、それもまたやり方だと思ってます。

      旅はこれからもしますので、また是非紹介させて下さい!良いネタになるんです(笑)

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